介護業界の3つの問題点

こんにちは、櫻井です。

今回は介護業界の3つの問題点について書いていこうと思います。

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櫻井

  • 人材を定着させるプロ
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  • 1年間介護士離職率ゼロを達成
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  • カフェ好き
目次

介護士が全然足りない!

介護業界の一番の問題点はこれに尽きます。

介護職員数の推移

平成28年のデータですが介護士は183万人程度となっております。

厚労省の試算によると2025年には253万人必要で、

予測されるの介護士の人数は215万人程度となっています。

あと4年程度で38万人も介護士が足りなくなってしまう。。。

これって大変なことですよね。

施設に介護士が足りないのは当たり前。そんな時代が来そうです。

厚労省もこれから様々な手を打ってくるかと思いますが、それでも介護士は

なかなか増えてきません。

このまま、介護職が増えない場合どんなことが起きるでしょう?

人員が足りないで運営するというのは、様々な軋轢を生みます。

ブラック企業と言われるような、施設も増えてくるかもしれません。

人員不足の施設がたくさんあった場合、サービス低下も懸念されます。

そうなった場合、大事な親をその施設に任せられるでしょうか?

介護業界そのものに対し、利用者、家族が不信感を持ちかねません。

解決する方法が出ない限り、このままでは介護業界は遅かれ早かれ

とても厳しい時代がやってきてしまうのではないかという懸念があります。

介護保険の点数が上がらない

これも、結局は人が集まらないという一つの要因になっていますが、

介護保険の点数が上がりません。

2021年は「+0.70%」のプラス改定になっているものの、

物価高騰や人件費高騰を考えるとマイナス改定といってもいいかと思います。

点数が上がらなければ、介護士の給与を上げることが難しくなってきています。

報酬を上げるには事業規模を大きくすることが、

給与を上げる数少ない方法の一つとなりますが、

これだけ人が足りない状況になることが予測されると事業者も規模を大きく

することに及び腰になってしまいます。

高齢者がこれからも増え、税収や介護保険料はそこまで増やせない現実を考えると

点数が大幅に上がることは難しいでしょう。

給与は頭打ちの中で、事業環境は苦しくなってきています。

医療と民間のはざまに苦しんいる

これは、業界ならではだと思いますが職員に経営的意識が薄いということです。

医療の特徴ですが、お金をかけてより良い治療をしようとすると採算が

取れなくなってしまうということです。

介護も同じで、よりよいサービスをしようとすると採算が取れなくなって

しまいます。各職員がそれを踏まえて仕事をしてくれればいいですが

そういうわけにはいきません。

各職員は良いサービス提供をしたいと考えていますが、それが

経営的視点と対立しかねない状況があります。

経営者のコストに関する物言いは、職員にとって

やりたいことと相反してしまうということです。

最高のサービスが最高の経営につながりにくい業界であるということです。

施設が大赤字で倒れる寸前だとしても、そんなことはお構いなしの

職員も施設によってはいるでしょう。

職員に経営を理解してもらえるよう教育したり

仕組みづくりをしてやっと民間のような

経営を意識した職員を増やすことができると

言えるでしょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

介護業界の3つの問題について書いてみました。

人員不足、介護点数の足踏み、業界の特徴などこれらが重く

のしかかっています。

よくも悪くも情報伝達が早いため、厳しい施設の噂はあっという間に広がります。

どうやって、設立した時の理念に沿った運営をするのか

経営者としては非常に難しいかじ取りを迫られていると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

日々、介護施設の運営は大変ですが少しでも一助になればと考えております。

当社では、以下のサービスを行っております。ぜひご参照ください。

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